二項分布の平均と分散がわかりにくかったのでまとめ。
参考:二項分布の平均と分散の二通りの証明 | 高校数学の美しい物語
このとき、二項分布に従う確率変数と、となる確率 は次のように定義される。
が規格化されていることを確認。
二項分布に従う確率変数の平均は、
もしくは
二項分布に従う確率変数の分散は、
もしくは
二項分布の平均と分散がわかりにくかったのでまとめ。
参考:二項分布の平均と分散の二通りの証明 | 高校数学の美しい物語
このとき、二項分布に従う確率変数と、となる確率 は次のように定義される。
が規格化されていることを確認。
二項分布に従う確率変数の平均は、
もしくは
二項分布に従う確率変数の分散は、
もしくは
前回、三準位系について考察した。
koideforest.hatenadiary.com
今回は、実際にエネルギー準位が相互作用によってどう変化するかをプロットする。
import numpy as np import sympy as sy from matplotlib import pyplot as plt # eigenvalues e, v12, v23 = sy.symbols( "e, v12, v23" ) M = sy.Matrix( [ [ -e, v12, 0], [ v12, 0, v23 ], [ 0, v23, e ] ] ) Me = list( M.eigenvals().keys() ) # type( Me ) -> class 'dict' # numerical data N = 1000 v23_v12 = np.linspace( -2, 2, N ) e_ = 1 v12_ = 1 data = [] for me_ in Me: data_e = [] for v_ in v23_v12: data_e.append( complex( me_.subs( [ ( e, e_ ), ( v12, v12_ ), ( v23, v_ * v12_ ) ] ) ) ) data.append( data_e ) # plot for d_ in data: plt.plot( v23_v12, np.real( d_ ) ) plt.hlines( y = -e_, xmin = v23_v12[0], xmax = v23_v12[-1], linestyle = "dashed" ) plt.hlines( y = 0, xmin = v23_v12[0], xmax = v23_v12[-1], linestyle = "dashed" ) plt.hlines( y = e_, xmin = v23_v12[0], xmax = v23_v12[-1], linestyle = "dashed" ) delta_2 = np.sqrt( e_**2 + 4 * v12_**2 ) plt.hlines( y = -delta_2, xmin = v23_v12[0], xmax = v23_v12[-1], linestyle = "dashdot" ) plt.hlines( y = delta_2, xmin = v23_v12[0], xmax = v23_v12[-1], linestyle = "dashdot" ) plt.xlim( [ -2, 2 ] ) plt.xlabel( "v23 / v12" ) plt.show()
注意として、*.eigenvals()は辞書であり、値には縮退度が入っている。
破線は相互作用が無いときのエネルギー準位を表す。
一点鎖線は二準位だけを考えたときの分裂幅を表す。
は固定し、を変化させている訳だが、1のエネルギー準位がの影響受けて多少曲がっていることがわかる。
ただし、(1の準位だけに注目した時に)その変化は然程大きくはなく、間接的な効果であることが伺える。
の時に注目すると、一点鎖線に挟まれた内側に1と3の準位が来ていることがわかる。
この分裂は、準位2から見た時に、二準位だけを考えた時の分裂幅よりも小さくなっていることを表す。
個人的には、両側から押したらもっと反発して分裂幅が大きくなると思っていたが、そうではないらしい。
三準位についてあまり掘り下げたことがなかったので、弄ったらまだまだ面白いことが眠っていそうな気がする。
三準位系で、1と3は相互作用しないが、それぞれ2と相互作用しているときの1と3の関係について知りたい。
解きたい行列式。
簡単のため、
更に簡単のため、。
のとき、
となり、中心のは動かない。
二準位だけ考えた場合の分裂幅は、
であることから、三準位で両端から押すと分裂幅は小さくなることが分かった。
Ashcroft-Mermen "Solid State Physics"に準拠する方法で紹介する。
単位の取り方で、が付いたり付かなかったり等、色々有る。
電磁気量の単位系 - Wikipedia
CGS単位系を選択することで、
として扱う。
Poisson方程式。
負の点電荷におけるPoisson方程式は、
左辺を逆Fourier変換すれば、
適当な平面波を掛けて、について積分すれば、
したがって、
ここで、静電ポテンシャルにおいて、負電荷同士のポテンシャルはであるから、
正射影ベクトルの公式というものがあるらしい。
正射影ベクトルの公式の証明と使い方 | 高校数学の美しい物語
これは、「ベクトルをベクトル方向に射影したベクトルを求める」というものである。
この公式を見て思ったのは、「計算出来るけど『意味が』分かり易い形ではない」ということである。
プログラムのソースコードを書いているとだんだんわかってくるが、1週間単位で見ても、「とりあえずグチャグチャでも良いから動けば良い」というものを書くより、「後で見返したときに『意味が』分かり易いように書く」方が重要であることが多い。
そもそも、ベクトルとは何か?
結局は、「その人がどう思っているか?」が全てであり、その思考が反映された展開が成されていれば、細部はともかく「気持ち」はわかるものになるはずである。
ベクトルを幾何的に思っていれば、「ベクトル=大きさ×向き」という風に捉えて話が進むし、一次元配列だと思えばプログラム的な見方になるわけで、「こう考えなければならない」というものはない。
重要なのは「こう考えていますよ~」という意思が分かるように記述することである。
今、ベクトルを幾何的に捉えるとする。
すると、「ベクトル=大きさ×向き」であるため、「大きさ」と「向き」がわかればベクトルが求まると素直に考えるであろう。
もしくは、ベクトルが与えられたときに、どれが大きさでどれが向きが分かるように書くのが自然である。
これに則ると、まず向きは、の方向だから、を自身の大きさで割った向きが欲しい。
次に、「方向に射影したの大きさ」が知りたい。この「射影」は方向ベクトルとの内積を取ることで達成される。
したがって、
よって、射影したベクトルは、「大きさ向き」に則った形で表せる。
この形の方が、明らかに直感的で、もし万が一書き間違えてもミスに気付き易いであろう。
「失敗しないようにする」のではなく、「失敗してもそれに簡単に気付けて修正出来る」方がよっぽど重要である。