ラグランジュアンから出発して、ハミルトニアン、そしてリウビリアンまで概説する。
の全微分
ルジャンドル変換により、ハミルトニアンを定義。
は
は
の関数である。
は
を
の関数として表し直したものである。
ルジャンドル変換の性質より
また、の定義とラグランジュ方程式から、
これで正準方程式が得られた。
- ハミルトニアンからリウビリアンまで
位相空間の座標ベクトルをとする。
位相空間の密度分布の時間発展を流体として扱う。圧縮・非圧縮はまだ仮定していないが、後で正準方程式を満たす運動系は位相空間で非圧縮流体的に振る舞うことが分かる(リウビルの定理)。
保存流はであるため、連続の方程式は、
非圧縮流体の場合には、となるが、これが正準方程式により満たされることを示す。
これにより、が満たすべき方程式が得られる。
したがって、古典リウビル方程式は、