微分係数の逆数は逆の微分?(続き)
前回、の時に、
であることを示した。
koideforest.hatenadiary.com
しかし、前回得られた式をよく見ると、 でも
になることがわかる。
はつまり
であるわけだが、
が
に依存しているにも関わらず、
のために
となることがわかる。
これは、結構直感に反するのではないだろうか?
そこで、 の微分についても調べることにする。
の微分は連鎖律を用いて、
の微分で表せる。
ここから逆にの微分に分離すると、
整理すると、
ここまでは一般的。ここで、 の条件を課すと、
と表せる。
が
両方に依存する影響が、
の方に出ていることがわかる。
これが合っているのか、簡単な計算で確かめることにする。
ちゃんと答えが一致した。
どちらかが一変数にしか依存しない場合、対角成分では逆数の関係が成り立つ() が、非対角成分には注意が必要である。
もちろん、 の両方が
に依存する場合には、逆数の関係は成り立たないので、逆数に期待し過ぎるとちょっと危険かもしれない。