以前、第二量子化についての記事を書いたが、誤って消してしまったので、再度投稿。
任意の波動関数を、基底関数で展開し、その展開係数をとする。
これに対応する場の演算子は、消滅演算子を用いて、次のように書ける。
基底関数は完備性により次の関係を満たす。
これを用いて、場の演算子を真空状態に作用させた波動関数を考えると、
したがって、場の演算子は、本当に位置にだけ粒子の存在確率を与えることがわかる。
波動性は一切無い。
「粒子を足す」という言葉にも色々あって、「エネルギーの粒子を足す」とかだと波動性が発生していることになり、注意が必要だと思う。