時間発展演算子は、一般のハミルトニアンに対して次のように表される。
注意として、の順番は勝手に変えてはいけない。
順番を変えて良いのは、同じ時刻の時にのみ限る。
二番目の積分を変形していくが、以下の積分は変数変換をするわけではなく、厳密に同じ積分を表す。
補足すると、が動く最終的な範囲は両者で等しく、また積分結果も一致するため、同じ積分と言える。
したがって、
今の二次の場合には、時間変数が二個であり、どちらの時間が速いかで分割した結果が掛かかっている。
これを一般化すると、n次で時間変数が個ある場合、時間を速い順に並べる並べ方は、単純に順列として扱えるため、個ある。
したがって、
というように非常に簡潔に書ける。
参考文献:Fetter-Walecka