※訂正: マイナスの境界条件で内向き波になるように訂正(2019/03/08)
Hartree原子単位系
以下、これを証明する。
平面波の角運動量展開
球ベッセル関数は特異点を持たないので、分母にのみ特異性がある。
これを利用して、留数定理を用いて積分を計算する(そのために積分区間を広げた)。
分母のに対する極は、
ややこしいが、結局は以下の通りである。
- : ;
- : ;
Jordanの補助定理を使うことを見越して、無限遠 における各関数の漸近系をまとめておくと、
以下、多少恣意的にバラす。
指数関数の肩に着目し、 を仮定すると、
- :上半面で指数関数的に減少。
- :下半面で指数関数的に減少。
したがって、上半面と下半面に分けて積分を行う。
下半面で積分路を取る時に、左回りにするためにと変更する必要があることから、マイナスが出てくることに注意。
より、
の和を取っていることと、に依存するのがしかいないため、の置き換えが可能。
の場合は、より、明らかに の交換が可能であるから、の場合と同じ結果が得られる。
したがって、