nano_exit

基礎的なことこそ、簡単な例が必要だと思うのです。

Sympyを使って平方完成をする。

Sympyはpythonモジュールの一つで、Mathematicaっぽく数式記号そのままで式を扱えるものである。
しかし、どうも式変形をゴリゴリ進めるノート的な使い方をするよりかは、ややこしい項が出て来た時に展開が合ってるかとか手計算が合っているかサッと電卓的に確かめるような立ち位置な気がしてならない。

ここでは、式変形の練習として、平方完成をしてみる。
https://minireference.com/static/tutorials/sympy_tutorial.pdf

from sympy import *

x, h, k = symbols( 'x h k' )

f = x**2 - 4*x + 7
g = ( x - h )**2 + k

print( solve( f - g, [ h, k ] ) )

出力は

[(2, 3)]

と返ってくるはず。
リストかつタプルなことに注意すれば、solve(...)[0][0 or 1]から h, k の値を直接持ってくることが出来る。

個人的には、専門書の式の間を埋めるのに上手く使えないかなぁと思っているが、Sympyで式変形を自在に扱うには工夫が要るように思える。